おじいちゃん

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

私のおじいちゃんは港町に住んでいて夏休みにはそこに預けられていました。おばあちゃんと二人暮らしで初孫の私はとても可愛がられました。おじいちゃんの自慢は頭がいいこと。田舎なのでもちろん進学率は低く、おじいちゃんはおそらく中卒でした。それでも小さな私にとってはおじいちゃんは先生でしたし、何でも知ってる最高のおじいちゃんでした。

当時の私の住まいは住宅地のアパートだったので開けた大きな庭やカブトムシの集まる大きな木、きらきら揺れる田んぼ、トンボのいる畑、大きなスイカの種を遠くに飛ばせるように頑張った縁側、田舎の自然は私には新鮮な癒しでした。犬の散歩、海水浴、かまくら遊び。楽しく過ごした思い出ばかりです。

 

おじいちゃんはもう病気で亡くなりましたがおばあちゃんは健在です。今でも遊びにいくと出迎えてくれます。手入れをする人間がいなくなった田んぼや畑は雑草でいっぱいで、人気のない家は寂しそうです。それでも木の揺れる風景や、遠くの海は変わらずきれいです。おばあちゃんがにこにこと近況を聞いてくれるうちは私は通い続けると思います。

 

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先月海水浴に行ったときの写真です。なぜか海をみると今でもほっとします。落ちこんだときには海の音を聞いてほっこりします。